2ちゃんねる

SEO業界では、検索結果ですごく邪魔な存在のまとめブログ。

基本的に、まとめブログの多くは日本最大の掲示板サービス“2ちゃんねる”内のおもしろいスレッドをまとめただけの“コピペブログ”です。
まとめブログの総数は現在一体どのくらいあるのか検討もつかないくらいありふれています。

サーチエンジンである“Google”の検索アルゴリズムでは、こういったコピペ系のコンテンツは、基本的に“重複サイト”とみなされて評価が低い。
今度もアルゴリズムのアップデートでペナルティの対象となっていく最たるもののひとつです。

ですが、何故か大手のまとめブログは今だに検索に強い。
なぜなのか?


一般的に、検索エンジンのアルゴリズムで重視されるものから見て行きましょう。

ドメインの取得年数

大手のまとめブログは基本的に独自ドメインが多い。
はやり大手ですからわりと昔からやってる老舗も多く、そうなってくるとドメインの取得年数が古くなるので、新規ドメインよりは、ドメイン自体の取得年数の評価は高い。
ですが、最近では取得年数も昔ほどは重視されなくもなっています。

被リンク数

アンテナサイト、相互RSSを含め、やっぱりこのへんは大手は数を持っている。
被リンクの質で、ペナルティ対象でもありますが、自然被リンクも多いのでここもまだ評価が高いところ。

PV、UUが多い。

大手の場合、リピーターも多いですし、まとめブログアプリなんかで取り上げられているケースも多く、流入数があるので、非常にお多い。
これは1番アルゴリズムに影響を与えれるポイントなので、そういった面からも評価は高くなる。



と、こういった一般的なアルゴリズムで重視される要素を持っているのが大手まとめですが、それよりもなぜ他のまとめブログよりも検索評価が下がらないか?コピペブログとしての、修復サイトペナルティを受けにくいのか?
その1番のポイント、それは・・・

コメント数の多さ

これです。

ここが最も高いポイントなのです。
この、コメントこそが、要はコピペではなく、オリジナル要素となり、ページ内のコピペ箇所を薄めている要因になっているのです。

1ページのテキスト総量の半数以上をコメントのテキストが占めていることで圧倒的にオリジナルページとしての要素が高まり重複サイトのペナルティを受けることが少なくなっているのです。

なので、新参のまとめブログはこのへんが大手よりも圧倒的に弱いため、大手に追いつけないのです。


更に、今まとめブログは大きな転換期ですね。
転載禁止だったり、ひろゆきが訴え話題になっている2ちゃんねる乗っ取りだったりと事件つづきです。

スマホアプリで手軽にまとめを読めるようになってから更にまとめブログはウェブコンテンツとしてのメディアを確立してきていますし、今後そういった流れがどう変わっていくか?この動向、ウェブ業界でもSEO業界でも注目していかなければいけませんね。