少し前に数人で集まった時に聞いた恋愛話。
要は、その恋愛はうまくいかなかったという人の話を聞いたのですが、その話がちょっと「あれ?」と感じることばかりでした。
恋愛の失敗を振り返るところ“後悔”はそこなのか?
その話というのが、うまくいかなく「別れ」が訪れた後の話で、振り返る、つまり「後悔」している内容がどれもこれも「駆け引きの失敗」という話に全て置き換わっていたのです。
それって恋愛テクニックかなにかなのか?と感じるほど“こうしておけばよかった”という話の節々に策略が絡んでいるのです。
聞いてて、自分がこうされたら正に「別れ」を選びたくなるようなものばかり。
相手の気持ちを振り回すことって、恋愛において“愛”を獲得するステップに入るのでしょうか??
相手への思いやり。
ちょうど思い浮かぶ言葉があります。
自分自身のことについて誠実でない人間は、他人から重んじられる資格はない。
かの有名なアルバート・アインシュタインの名言のひとつなのですが、この言葉の立ち位置が逆で考えると、「相手」を思いやれない人は「相手」から誠実に重んじられないんだと思います。
好きな人を傷つけて何が楽しいのかさっぱりわかりません。
駆け引きなんてものは、わかりやすいところで言うと、ビジネスの世界である程度発揮されるもので、恋愛関係や友人関係においても使うものではないのではないと思うのです。
因果応報といいますか、自分のしたことは自分に返ってくる、そのとおりなんだと。
駆け引きのない「素直」な恋愛。
その素直さも、自分勝手な気持ちの押し付けではなく、相手を思いやり一緒に喜怒哀楽を共有しあえる関係がお互いに信頼し合えると思います。
人はそうそう、他人からの意見を180度変えることはできないとは思ってはいますが、誰かに変わってほしいという思いがあるのも人。
「好きの反対は無関心」とはよく言ったもので、人から何か言われているうちが華だとも感じます。
現代社会の問題のひとつLINEの“既読スルー”なんてのもその典型でしょう。
「駆け引き」ばかりの恋愛、正しいか正しくないのか本当のところは人それぞれでしょうが、私は必要ないものだと再度感じたのです。
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